江戸時代のエロ本・春画は週刊マンガ誌的存在だった!

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出典:http://www.tokyodandy.com

皆さんは、春画と聞いてどんなイメージを持ちますか?多くの人が江戸時代のエロ本だと答えるでしょう。
しかし、この春画は当時男性だけでなく、ご婦人から子供まで多くの人々に親しまれた現代の週刊漫画誌のような身近な存在でした。そんな江戸の春画事情を紹介します。

アメリカ人商人も驚く当時の春画のポジション

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出典:https://en.wikipedia.org

明治時代に日本人と商談していたアメリカ商人の面白い日記をロンドン大学のアンドリュー・ガーストル氏が発見しました。そこには、日本の美術品を購入するために横浜の旧家を訪れた時のことが書かれていました。

商談がまとまった後、その旧家のご婦人から「お疲れになったでしょうから、これで一息おつきください」といって春画を渡されたそうです。

さらに、その春画の内容について細かく説明までしてくれたとか。現代の価値観からは理解に苦しみますが、当時は美容院などの待合室においてある雑誌的ボジションだったようです。

そもそも当時の春画は嫁入り道具だった

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出典:https://ja.wikipedia.org

これも驚きですが、当時春画は嫁入り道具の一つでした。現在発見されている春画の多くが旧家の蔵から発見されたものです。当時は、春画を花嫁のお守りとして花嫁道具の一つとして持たせたそうです。

当時の春画のほとんどがレンタル

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出典:Janaya Seguin

当時、春画は購入すのではなく貸本屋と呼ばれる本を貸して歩いている人から借りていました。その借りた1冊を家中や近所の人と回し読みをしていたそうです。

そのため、当時としては春画=恥ずかしいから隠すものではなく、春画=みんなで読むものというのが常識。
江戸時代は、かなり性に寛容だったことがここからも理解できます。

エロティック・アートに子供が登場するのはおかしい!?

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出典:http://www.geocities.jp

春画には、子供が登場する作品が多くあります。これは、実はかなり特殊です。西洋などのエロティック・アート(性を表現した絵画)のほとんどに子供は登場してきません。

ですが、春画には普通に登場しています。これを見た外国人はきっと「やっぱり日本人はおかしい!」と思ったに違いありません。春画に子供が描かれるのに理由があります。

当時の春画は「笑い」の表現を大切にしていました。その中で、子供は夫婦の中のよさを表現するシンボル的存在として描いているのです。

例えば、お父さんとお母さんがセックスしているとこに子供が登場して、「何してるんだよ。お昼から」と突っ込みを入れているなんて作品が多く存在します。

その他にも老夫婦の性生活を描くなど、当時は面白い雑誌や漫画の書物のように楽しめる気軽なものだったため、真面目な西洋の絵画とはまた違った描かれ方をしているのです。

春画のラインナップは現代に負けてない

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出典:https://ja.wikipedia.org

春画に対しての寛容性も驚きですが、そのラインナップもすごい。普通の男女の物語は当然、男同士の恋愛を描くBLや女性同士の百合春画、内容もシリアスからギャグまでそのラインナップは多様です。

そんな体位はできないと思うようなものから、お化けや動物との性行為など今はやりの擬人化まであるほど。日本人の想像力は現代だけでなく江戸時代もその能力を発揮していたようですね!

いかがでしたか?
あなたの春画のイメージが変わったのではないでしょうか?

現在「永青文庫」で春画展も開かれています。春画をエロ本だと思わず、当時の週刊誌感覚で見てみるのも面白いかもしれません!

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