勝利目前で痙攣し敗退も最後まで戦ったフリードサムに拍手喝采

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出典:http://tennis365.net

2016年全豪オープンで24日、女子シングルス4回戦が行われ、終盤で全身に痙攣が起きたAL・フリードサム選手は第4シードのA・ラドワンスカ選手に7-6 (8-6), 1-6, 5-7の惜敗を喫し、涙が止まりませんでした。

21歳で現在世界ランク82位のフリードサム選手は、これまでグランドスラム2回戦の壁を超えたことがなかった。しかし勢いに乗るフリードサムは勝敗がかかったファイナルセットもゲームカウント5-2とリードし、勝利目前でした。

そこから粘りを見せたラドワンスカにゲームを連取されてしまい。突然、フリードサムの体に異変が起こり
コートチェンジの際、主審にトレーナーを要求したフリードサムは足の治療を受け、右太ももにテーピングを施す処置をとる。

第10ゲームをラドワンスカにサービスキープされ、ゲームカウント5-5とした。その瞬間、フリードサムの全身痙攣が起き始め

第11ゲームでは足を必死に掴んだり、ストレッチをしたりしていたが、その表情は痛みで苦しんでいた。仕方なくフリードサムはアンダーサーブを打ったがフォルトしてしまい、次は上からサービスを打ったがそれも入らず、ダブルフォルトをしてしまう。

「あれが痙攣なのか、どこか怪我をしてしまったのか、あの時は分からなかった。なぜなら、あんな経験をしたことはなかったから。もうこの足で立ってはいられないと感じていた。」とフリードサムはその時の気持ちを語る。

フリードサムの目からは涙が溢れ、必死に試合を続けていた。もちろん、詰めかけた観客も後押ししていた。

しかし冷静なラドワンスカは、ドロップショットなどで巧みな攻撃を展開した。

ドロップショットを追いかけたフリードサムは、叫びながら倒れ込むと、別の足にも痙攣が起きてしまい、その足を掴み悶絶してしまった。

また泣き出してしまったフリードサムだが、再びサービスを打とうとベースラインへ戻るも痙攣がおさまらず、なかなかサービスが打てなかったことから、時間をとりすぎたために主審からポイント・ペナルティを科されてしまった。

そのポイントでフリードサムはラドワンスカにブレークを許すことになり、会場からはブーイングも起きていた。

ラドワンスカは「もちろん、あの時は彼女(フリードサム)を走らせようとした。とても辛い瞬間だった。明らかに苦しんでいたから。でも、まだ彼女は戦うつもりでいたから、自分は自分のテニスをしなければならなかった。そんな状況でバカなミスをしたくはなかった。手が少し震えていた。でも、どうしても勝ちたかった。本当に不思議な心境だった。」と複雑な想いを明かした。

ラドワンスカの言う通り、フリードサムは最後のボールまで戦い続けていた。途中棄権など考えてもいないようだった。

「どうやってあんな状況を対処したら良いのか分からなかった。自分にこう言った。 きっと5-6になっているから、ここからリラックスしよう って。もうすぐ試合が終わると感じたから、最後まで頑張った。」

試合後、足を引きずりながら、そして涙を流しながらコートを去っていったフリードサムには、会場からスタンディング・オベーションが送られ、拍手は鳴り止まなかった。

痙攣の経験があるラドワンスカは、フリードサムの気持ちに共感していた。

「とても痛いし、どうしようもない。そんな状況に陥ってしまった人を見ているのは辛いことだった。」

この5年間で4度目の準々決勝進出を果たしたラドワンスカは、第10シードのC・スアレス・ナバロ(スペイン)とベスト4進出をかけて戦う。これまでの全豪オープンでラドワンスカは、準決勝へ進んだことがない。

「もちろん、もしかしたら負けていたかもしれない試合に、こうして勝てたことは自信につながる。でも、もし選べるのなら2セットで終わりにしたかった。」

勝利目前で痙攣を起こしてしまい苦しみながら精一杯プレイし続けるフリードサム選手
プロとして勝利のためにフリードサム選手と対戦したラドワンスカ選手
どちらもプロとして素晴しい試合を見させていただきました。

試合に勝ったラドワンスカ選手には、まだまだ勝ち進んでほしいし、負けたフリードサム選手は今後の活躍に期待します。

試合動画

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