「二人目は?」「一人っ子はかわいそう。」働くママ、二人目不妊の重圧

妊娠

理想の子どもの人数は何人ですか?

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出典:http://maternity-march.jp/

自分の兄弟の数だったり、生活スタイルだったりで意見はいろいろだと思いますが、80年代から、10年まで、約9割の方の回答が「2~3人」が理想の子供の人数と答えているそうです。

「1人」と答えたのは2~4%程度と、ごく少数のようです。

子どもには兄弟をというのが理想のようですね。

確かに、兄弟がいたほうが大きくなってから助け合ったりすることもでき、楽しみなども増えることもあるでしょう。

実際私は2人兄弟で、大人になった今でも仲がよく、家族ぐるみで出かけたりしています。

困ったことがあれば相談したりもできる頼りになる存在です。

しかし、2人以上子どもが欲しいと考えるには、もう少し違った理由もあるようです。

というのも、一人っ子にはどんなイメージがありますか?

「わがまま」
「競争心がない」
「協調性がない」

そんなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?

大阪市立大学の弘田洋二教授(臨床心理学)はこの見方に否定的で、偏見に過ぎないといっておられますが、それでも、一人っ子に対するあまりよくないイメージというものがあると思います。

1人目を授かっても、「二人目はまだなの?」
「一人っ子じゃかわいそうよ・・・。」
そんな周りからの偏見やプレッシャーで追い詰められている女性も多くなっているのです。

もう一人産みたい!2人目不妊の現実

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出典:http://free.gatag.net/

2人~3人の子どもが欲しいという意見が多いのに、子ども一1人の家庭が増えているのが現実です。

その理由の一つとして、晩婚化があります。結婚が遅い晩婚。

となると、1人目の出産年齢が高くなり、それに伴い2人目を望んだときの年齢も高くなります。

年齢を重ねると妊娠しにくくなってしまうという現実。

それでも、兄弟を作ってあげたい!そう思っても、なかなか妊娠できない、2人目不妊。

妊娠を望み、不妊治療を行う女性も増えているようです。

最近は仕事をしている女性も多く、育児、仕事、家事をこなすだけでも大変なのに、不妊治療まで同時進行で進めていくのは、かなりハードです。

横浜市在住の木村久美子・誠さん夫妻(40代、仮名)。

現在は5歳になる息子さんと3人暮らし。

結婚してすぐに息子さんを授かり、第2子を望んでいましたが、なかなか妊娠できず、30代後半で不妊治療専門病院で体外受精を始めます。

体外受精とは、卵子を取り出し、精子を振りかけて受精させる治療法です。

1回に30万~50万円の費用が掛かります。

それだけではなく、体外受精に合わせて5~10日程度通院する必要もあり、通院時にはお金も時間もかかります。

問題はお金のことだけではありません。久美子さんは非正規社員ですが、仕事をしています。

そんな中、5から10回も通院するのは大変なことです。

卵子の成長に合わせて通院が決まるため、自分で予定を組むことはできません。

ですから、仕事を早退しなくてはいけなかったり、急に休んでしまうことも多くなったそうです。

しかし、その理由は職場の人たちには話せませんでした。

なぜなら、今後妊娠の可能性があるとわかれば1年ごとの契約更新を打ち切られてしまうと思ったからです。

事情も分からず早退や欠勤が多い久美子さんに、会社では不満の声が上がるようになってきます。

職場にも居づらくなりますが、金銭的なことを考え簡単にやめることもできません。

仕事、通院が終わると保育園へ息子をお迎えに行き、夕食、寝かしつけ、片づけなどの家事。

そして翌朝には6時には起きて朝ごはんや家族の準備、そして、自分の出勤準備もしなくてはいけません。

かなりハードな生活で毎日クタクタなはずです。

毎日頑張っても、職場の人間関係もうまくいかず、金銭面での負担も大きく、不妊治療もうまく進まないと落ち込みますし、ストレスもたまってしまいます。

「息子に兄弟を作ってあげたい。」
そう思って頑張っている不妊治療ですが、それだけではなく、「息子を一人っ子にしてしまう・・・。」そんな罪悪感もあるのだそうです。

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 出典:http://二人目を妊娠.com/

妊娠って簡単にできるもの。そう思っている方もいるかもしれませんが、妊娠できて無事に出産できることって、本当にすごいことなんです!

疲れやストレスを溜めてしまうのは、普通の人にとっても良くないことですが、妊娠を望んでいる方にとっても本当によくないことです。

久美子さんは、育児、家事、仕事、通院と毎日へとへとに疲れ、仕事などでもストレスを感じてしまっています。

これらも、2人目不妊への悪循環となってしまっているのかもしれませんね。

経済環境の変化、女性の社会進出などがあり、晩婚化や非婚化が進んでおり、それに伴って家族の形も変化しているはず。

それでも変わらないのが「子どもは兄弟がいたほうがいい」「一人っ子はわがまま」という偏見やイメージ。

「家族とはこうあるべき」という変わらない考えが、人々を苦しめているのでは?といいます。

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