残業半減し業績伸ばす。さらに社員の第2子誕生も倍に。

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出典:twitter

住友商事から今のシステム開発会社に移ったときに、職場環境がひどすぎると感じたことが、働き方改善に取り組むきっかけだ。

当時、本社ビルは社員数に比べ狭く、エレベーターに列ができていた。社長も待たなければいけない。昼食時は逆に、各フロアからエレベーターになかなか乗れない。食堂もなかった。

昼休み、社員は職場で弁当を食べた後、机に伏せて寝ている。疲れているからだろう。残業時間が平均で月35時間。100時間を超える例もあった。

「これではいけない」と強く感じた。まず赴任半年後に本社移転を決断した。一人当たりのスペースを広げて、診療所や薬局、食堂も作った。元の本社ビルを開発した住商には文句を言われたが、押し切った。悪質な労働環境では効率が上がらず、健康も害する。改善するのはトップの責務だとの新年で動いた。

残業減らしにも手を打った。35〜45歳ごろの世代は残業代が重要な生活費の一部になっている。単に「残業を減らせ」と言うと彼らはどう感じるか。「仕事も会社も回らないうえ、自分たちの生活も回らない」ということになる。

残業減で浮いた初年度の10億円は賞与に上乗せするなどして全額社員に返した。その後も、平均の残業代を上回る額を固定的に社員に支給する制度などを始めた。すると社員も考えるようになる。チームで話し合い、マネージャーが「こんな段取りならやり直しが減る」と提案し、自然と仕事の効率化が進んだ。

「ご説明」のための膨大な資料作りはむだの典型だ。私は報告を受けるとき資料を見ない。口頭で説明しろという。社員たちの取組みにもとりわけ素晴しいアイデアはない。当然のことを積み重ねれば、効率化はできる。

すると「体が楽になった。今までの残業は何だったのか」との声が出てきた。今では全社平均の残業時間は半減し、有給休暇の取得も97.8%。4年間で社員の第2子誕生が倍になるという効果もあった。

働き方改革は、何をするべきかみんなわかっているのにできない。必要なのは経営者の「覚悟」だ。労働時間が減れば普通は業績が落ちる。私も覚悟した。結果として、生産性を落とさずにうまく回り、幸い業績は一度も落ちていない。

政府にも、覚悟を持って働き方改革に取り組めるよう、企業の悩みを聞き、あらゆる施策でサポートしてほしい。目先の利益ばかり求めないという、株主らステークホルダー(利益利害者)の理解も重要になる。

現在、企業はブラック企業として問題になっている企業が増えてきているなか、SCSKは残業を減らし、業績も伸ばし、さらに第2子を倍にさせるなど、素晴しい企業モデルとして注目されています。

日本中にこのような会社が増えてきたら、もっともっと日本が楽しくなるんでしょうね♡

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