被災者が訪れ続ける『風の電話』『森の図書館』に涙が止まらない

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スマホの普及などでめっきりと数が減ったしまった公衆電話ですが、今でも日本には約18万台が設置されているようです。
ここ最近は1年に約2万台ずつ姿を消しているのが公衆電話の実態です。
しかし、中には使えないはずなのにそのまま残されている公衆電話があるんです。

不思議な公衆電話があるのは岩手県

8207779202_75dc70c765_z出典:http://otsuchinews.net

今ご覧いただいた写真の公衆電話が、使えないのにそのまま残されている公衆電話実物です。
岩手県大槌町にある高台に設置されたこの公衆電話は私たちがイメージする電話としての機能はまったく果たしていません。

しかし、この公衆電話は「風の電話」と呼ばれ、これまでに1万人以上の方が利用したという不思議な電話なのです。

風の電話

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この方は佐々木格さん。「風の電話」の発案者であり、設置管理者です。
「亡くなった大切な人に思いが伝えられるように」と自宅の庭に震災前から設置していた「風の電話」ですが、震災後改めて周りを整備し直し、もう一度「風の電話」を設置したのだそうです。

「震災で突然の別れを強いられた被災者の心の助けになってほしい」

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そう語る佐々木さんの思いは瞬く間に広がり、多くの被災者が「風の電話」を訪れるようになります。

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こちらが「風の電話」の内部です。
どこにもつながっていない懐かしの黒電話が1台とノートとペンが置いてあります。

この黒電話は受話器を持ち上げてもどこにもつながっていないので何も聞こえません。
佐々木さんは語ります。

「聞こえないと思ったら、本当に何も聞こえないんです。でも、じっと耳をすませると何かが聞こえてきますよ」

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被災者に必要だったのは「風の電話」

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これは「風の電話」の中に設置されているノートの一部です。
被災者は「風の電話」を通じて感じたことや聞いたこと、胸に秘め続けた思いを書き記しています。
他にもこんなメッセージが・・・

“会いたくて、会いたくて、声が聞きたくて来てみました。
もう痛くないよね、苦しくないよね。”

“まごちゃんが3人になったよ。
かあさんにおふろに入れてもらいたかったよ。
いろいろ聞きたいことあるんだ…。”

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みなさんそれぞれの思いを持って「風の電話」を頼りにしているのです。

藤森さんとの出会い

藤森さんは東京で出版社を立ち上げた方で、この「風の電話」の噂を聞きつけここを訪れ、佐々木さんとの出会いを果たしています。
出版業界に強い藤森さんとの出会いは、佐々木さんの頭の中に「子供たちが自然に囲まれながら読書ができる図書館を作りたい」という思いに至るのは当然の流れだったのではないでしょうか。

多くの方の協力を得ながら、佐々木さん何とか1,000冊の蔵書を集め、「森の図書館」を開館します。
蔵書はその後も増え続け、今では4,000冊を超えるまでになったと言います。

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子供たちは自由に読書を楽しむことができます。
ソファに座って。
カーペットに寝転がって。
外で風の音を聞きながら。

今では「森の図書館」の裏にツリーハウスも建設し、子供たちの憩いの場となっています。
風の音しかしなかった佐々木さんの庭は、いつしか子供たちの笑い声で溢れています。
佐々木さんはこの元気な子供たちに期待をせずにはいられません。

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一つずつ自らの手で積み上げて作った「森の図書館」を見上げながら佐々木さんは、子供たちに期待をせずにはいられません。

「明るい将来を作るのは子どもたちの感性。震災を経験した子どもたちは、きっと逞しく育つ。日本を支える子どもたちを、東北から送り出したい」

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この記事を書いた人

我が子を愛する元教師。ストレートなメッセージを届けます!

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