法律で認められない夫婦。15歳で妊娠・結婚。背景のあるもの

ライフスタイル

中国人カップル
出典:http://01.gatag.net/

中国では、女性は20歳。
男性は22歳になるまで結婚は認められないそうです。

そんな中国で、ある投稿が話題となっています。

15歳の妊婦 自撮り写真を投稿!!

スクリーンショット 2016-05-13 8.56.12
出典:http://www.weibo.com

中国版のTwitterともいえる新浪微博に投稿された4枚の写真。
その写真には、おなかの大きな女の子が写っていました。
自撮りをしていると思われるその写真。
驚くのは、その女の子が15歳であるということ!

4枚の中の画像には、その女性の生年月日や出身地などが掲載されていたそうです。
そして、男性の生年月日なども掲載されており、
2人が結婚していることも記されたいるのだとか。

中国では15歳では結婚することができません。
法律的に認められていないのです。
そのため、赤ちゃんが産まれてきても、
女性が20歳になるまでは戸籍がない子になるようです。

2人には厳しい意見が寄せられている・・・。

スマホを見ておこる女性出典:http://woman.mynavi.jp/

日本では、できちゃった結婚は「授かり婚」などとも言われ、
かなり受け入れられていますが、
中国ではまだまだ受け入れられていないのが現状です、
そのため、

「赤ちゃんがかわいそう」
「信じられない」
「まだ中学生?大丈夫なの?」
「何を見せびらかしているの!?」
「彼らの親はちゃんと子供を育てているの?」

などという、厳しい意見が寄せられているそうです。

2人が妊娠、結婚した理由とその背景を公表

田舎の子ども
出典:http://news.ameba.jp/

話題となっている2人は、声明文を公表。

「私と夫は自由恋愛で結婚しました。私は確かに15才です。みなさんを騙すつもりはありません」
それだけではなく、ネットユーザーからの質問にも答えているようです。

Q「親があなたを育てるのは大変だったでしょう。こんなに早く、もう子供を産むのですか」

A「我々は一緒になりたい一心で、結婚したかったんですけど、家族が賛成してくれなくて、だからまず妊娠してから結婚したのです。

誰でも生まれて両親がいるわけではありません。私はその一例です。生まれてからパパとママに会ったことがありません。全く音信不通です。

私を育てたのはおじいちゃん、おばあちゃんです。小さい時からミルクを飲んだことがなく、歯が生えるまで、全部おじいちゃんが食べ物(小麦粉の主食)をかみつぶして私に与えたのです。
親がいないので、学校でもいじめられました。我慢した末、14才の時に、退学しました。

私はずっと愛情を望んでいます。しかし、おじいちゃん、おばあちゃんは年取っていますし、読み書きもできません。交流は難しいです。私も出稼ぎ労働に行き、現在の夫と出会えたのです。

私はここで、何か苦悩や文句を言うつもりはありません。『心の話』をしたいだけです。」

「留守児童」の現実

留守児童の現実出典:http://www.asyura2.com

彼女の声明文から、彼女が「留守児童」だったことがわかりました。
「留守児童」とは、両親が出稼ぎに行き、取り残された子供のことを言うようです。

中国では都市部と農村部に大きな経済格差があります。
そのため、農村部の人々は都市部へ出稼ぎに行くのです。
しかし、子どもは出身地以外の学校へは行くことができません
戸籍制度で決められているのです。
そのため、子どもたちは祖父母と農村部へ残る場合が多いのです。
2010年の調査によると、
農村部の4割近くの児童が「留守児童」となっているようです。

留守児童は、祖父母に育てられ、親から直接愛情を注いでもらうことがありません。
そのため、成長に大きな影響を与えるとも言われています。
最近では自殺や事故死も起きているようです。

また、大人になってからも就職先が限られてしまう「留守児童」。
出稼ぎくらいしか出くることがなく、
「留守児童」の子どもがまた「留守児童」になるという負の連鎖になってしまうことが多いのだそうです。

「留守児童」で、親の愛情も受けられず、十分な教育もされない。
15歳の母親には、こんな背景があったのです。

その後・・・。

手をつなぐ夫婦の手
出典:http://cc-library.net/

2人が声明を発表した後、批判的な声ばかりではなくなってきているようです。

「彼らの家庭を考えてみると、両親の愛情とケアなどを受けていないので、こんな結果になったのは、ある意味では仕方ないかもしれません」
「道徳も法律も、今の結婚と妊娠を認めていません。2人自身、まだ子どもですので、温かく見守るしかないです」

もう、彼女のおなかの中では1つの命が育っています。
その命はかけがえのないもので大切にしなくてはいけません。
2人はもう「親」なのです。

もちろん、生活をするためにはお金が必要です。
しかし、お金では手に入れることのできないものだってあります。
おなかを痛めて産んだことを置いて働きに出る。
仕方のないことなのかもしれませんが、
両親の愛情は子どもにとって、とても大切なものです。

15歳で母になった女性。
彼女は、愛情を必要とし、彼がその愛情を与えてくれたのでしょう。
両親からの愛情受けられずに育った彼女にとって、
彼からの愛情はかけがえのないものだったのではないでしょうか。

愛情を受けられないことで起きていく負の連鎖。
そんな連鎖が起こらないように、今ある命を大切に、
2人のことを見守っていってほしいなと思います。

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