「水素水」前に流行ったアレと同じもの?話題の水の正体

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空前のブームを巻き起こしている水素水。スーパーやドラッグストア、コンビニなどで多くの種類が売られています。すでに試してみたという人も多いのではないでしょうか。

一般的なミネラルウォーターよりも高い値段で売られている水素水ですが、「なんとなく身体に良さそう」と買っている人も多いはず。

じつは水素水とはいったい何者なのでしょうか?

活性酸素にはたらきかける水素水

水素水とは
出典:http://www.gaura.jp

水素水は水素を多く含む水です。老化や生活習慣病を引き起こす要因の活性酸素を除去してくれるという研究結果を日本医科大学の研究チームが発表。

続々と水素水や生成器を販売し始めるメーカーが現れました。ただ、いまのところ人間への効果は証明されていませんので、明確に効果や効能を記載した商品は存在していません。

口コミでは「肌がきれいになった」「疲れにくくなった」「アトピーが改善した」という声が聞かれますが、化学的な根拠はないのが現状です。

アルカリイオン水=水素水?

アルカリイオン水
出典:http://mediawalker.biz

明治大学の石川幹人教授によると、現在市販されている水素水は過去にブームとなったアルカリイオン水と同じものが多いそう。「そもそもアルカリイオン水って何だったの?」という人もいますよね。

アルカリイオン水は、アルカリ性の電解水のこと。一般的な水は、水素と酸素からできており、それを電気分解すると、酸素を多く含んだ水「電解酸性水」は陽極側に、水素を多く含んだ水「電解水素水」は陰極側に生成される。この陰極側に生成された電解水素水は、以前は「アルカリイオン水」と呼ばれることが多かったが、今は「水素水」といわれているわけだ。
出典:http://headlines.yahoo.co.jp

ただ、市販されている水素水のなかには水に圧力をかけて水素をプラスしているものも多くあり、こうして作られた水はアルカリイオン水とは違うもの。

水素水の選び方は?

アルミパウチ容器の水素水
出典:http://cosmejournal.com

多くのメーカーが水素水を販売していますので、どれを選べばよいか迷ってしまいますよね。

選ぶときのひとつの基準として、アルミパウチ容器に入っているものが良いとされます。水素の分子はとても小さいので、ペットボトルの素材を通り抜けて出ていってしまうと言われています。

一度に飲みきれるサイズを買うことも大切。水に溶けている水素は開栓後にどんどん空気中に逃げていきますので、口を開けた水素水はすぐに飲みきるようにしましょう。

「高濃度」と書かれた商品もみられます。水のなかの水素の濃度はよくppmで表され、水に溶かすことができる水素は1.57ppmが限界。2.0ppm、2.5ppmという商品も店頭に並んでいます。

注意してほしいのが「充填時2.5ppm」といった記載。圧力をかければいくらでも水素は加えられますが、輸送中や開栓時には飽和量である1.57ppm以下まで濃度は下がっているというのが専門家の見解です。

つまり、数字が大きければ大きいほど良いというワケではないということ。ある専門家は「0.8~1.0ppmあれば十分で、それ以上の効果は変わらない」と言っています。

水素水の飲み方は?

水素水の飲み方
出典:http://any-stress.com

水素水は体内の活性酸素にはたらきかけますので、活性酸素が多く出るタイミングで飲むのが最適と言われます。起床時や運動後、ストレスを感じたときなどがそのタイミング。飲む量に決まりはありません。

「水素水は意味がない」という専門家も

水素水はまだ研究段階
出典:http://mono-info.com

いまのところ研究段階の水素水の効果。東京大学の唐木英明教授はこのように意見しています。

「飲んだ水素は胃の中で消えてしまうだろう。仮に、水素が血流に乗って体の組織に到達したとして、それがどのような作用を発揮して疾病治療につながるかの説明がない」「水素には何かの効果があるかもしれない。しかし、市販の水素水に効果があるかと言われれば、ゼロだろう」
出典:http://headlines.yahoo.co.jp

水素水の好調な売れ行きにメーカーは喜んでいるようですが、専門家のなかには疑念を持っている人も少なくない様子。

話題の水素水。手に取ってみるか、また、効果を感じられるのかは消費者の判断に任されています。

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