ビニール袋で “保護”された アザラシ。 その悲しい結末は・・

動物

自宅に連れ帰られた赤ちゃんアザラシが、それが原因で死ぬという出来事がありました。

人間の誤った行動で、貴重な野生生物の命が失われることが度々 起きています。

人間の間違った“善意”こそが、動物の脅威になることも・・・

アザラシ 赤ちゃん 安楽死
出典:http://blogimg.goo.ne.jp

アザラシを拾って持ち帰った女性

アメリカ・ワシントンのウエストポートのビーチで、1匹のアザラシの赤ちゃんを見つけた女性。

親に育児放棄されたと判断した女性は、そのアザラシの赤ちゃんをビニール袋に入れて自宅に連れて帰ることに・・・

アザラシ 赤ちゃん 保護
出典:http://kessarin1995.blogspot.jp

自宅に連れ帰ったところで、その女性はふと気づいたのです。

「そういえば、どう世話すればいいかわからない」と。

そこで女性は地元の『ウエストポート 水族館』に、来てアザラシの赤ちゃんを助けてほしいと連絡しました。

結局・・・

職員が彼女の自宅に駆けつけると、アザラシの赤ちゃんは生きてはいたもののひどく衰弱していました。

アザラシ 赤ちゃん 衰弱 安楽死
出典:http://metro.co.uk

「通常、このような動物は人が近づこうとすると逃げようと もがくものなのに、この赤ちゃんは とてもぐったりしていました。」と水族館の館長は言います。

水族館職員が野生動物を扱う政府機関と共に、そのアザラシの赤ちゃんを海に戻そうと試みたものの、時すでに遅し・・・

結局、アザラシの赤ちゃんを安楽死させるしかなかったそうです。

注射器 安楽死 アザラシ
出典:https://pixabay.com

バイソンの子も安楽死

今年の5月にも同じような出来事が、アメリカのイエローストーン国立公園で起きてしまいました。

この公園に来ていた観光客の親子が、バイソンの子どもが寒さで死にかけていると思い、“善意”から自分の車に乗せてしまったのです。

動物 バイソン 保護 安楽死
出典:http://gigazine.net

その後、バイソンの子を母牛のもとに戻そうとしましたがうまくいかず、結局この子牛も安楽死させられる結果となりました。

野生動物が弱っていたら?

日本にバイソンはいませんし、野性のアザラシに出会うこともほとんどありません。

それでも、野鳥のヒナが落ちているのを見つけることはあるかもしれませんね。

そんな時、どうすればいいのでしょうか?

神奈川県のホームページによると・・・

野生動物は、必ず救護しなければいけないという訳ではありません。
自然の中で死ぬことは、ひとつの命を次の命へとつなぐという大切な自然のしくみのひとつだからです。
自然環境保全センターでは、主に人の活動が原因で傷つく野生動物をなくすため、県民の方により搬送された
傷ついたり弱ったりした野生動物(鳥類、哺乳類)を保護し、自然にかえす取り組みをしています。

出典:http://www.pref.kanagawa.jp

野生動物が傷ついたり死んだりすることは自然の摂理であり、間違った“善意”で動物を保護することは悲しい結果につながることもあります。


日本野鳥の会では・・・

日本野鳥の会では人によってヒナが保護されてしまうのを防ぐためのキャンペーン活動を行っています。

ヒナ 野鳥 保護
出典:http://www.wbsj.org

ヒナを見つけても、拾ったりせずそっとしておくことが基本です。


保護できない動物も!!

せっかく保護しても、保護センターでは受け入れられない動物もあります。

例えば、アライグマやハクビシンなどの社会的・生態的に問題となっている外来動物は保護しない所が多いようです。

保護施設に持ち込む前に、それぞれの都道府県のホームページを見て、受け入れ可能な動物か確認しましょう。

アザラシ 安楽死 動物 野性
出典:http://blog.goo.ne.jp

人間の誤った判断から、貴重な野生生物の命が失われてしまうことがあります。

善意からの行動も、悲劇を引き起こすことがあります。

傷ついた動物などを見つけたときは、感情的にならずに冷静な判断を下せるようでありたいものです。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

クイ~ズの最新情報をお届けします

Twitterでクイ~ズをフォローしよう!

この記事を書いた人

こんな記事も読まれています

動物」カテゴリの人気記事