山下公園「日米ガールスカウト友好の像」のモデル 3人目判明奇跡の再会へ

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5月11日付け神奈川版

山下公園「日米ガールスカウト友好の像」のモデル 3人目判明 奇跡の再会へ

日米3人の〝少女〟が約半世紀ぶりの再会へ―。山下公園(横浜市中区)に昭和37年に建てられた「日米ガールスカウト友好の像」の3人目の米国人モデルが米アラバマ州在住のオードリア・コックスラブニーさん(62)=写真上=だったことが先月、明らかになった。すでに日米両国のモデルを務めた同市西区在住の画家、田中紘(ひろ)子さん(73)と、米テキサス州在住のリビー・ワトソンさん(66)=同下=は一昨年再会を果たしているが、今年10月には米国で3人で会うことも決まり、関係者は新たな再会に喜びの声を上げている。(古川有希)

日本語の記事見つけ

「こんな奇跡があるなんて夢のよう。最初に聞いたときは驚きましたが、うれしさでいっぱいです」

田中さんはコックスラブニーさんがモデルとなった少女の像を前に、喜びを隠しきれない様子でこう話す。

日米両国でそれぞれの人生を歩んでいた3人が再会するきっかけを作ったのは、同市南区出身で米バージニア州在住のベスト加島聡子さん(46)。古い雑誌記事を読んで像に実在モデルがいることを知った加島さんが約2年かけて田中さんとワトソンさんを探し出し、平成26年11月には来日したワトソンさんと田中さんが再会した。

だが、奇跡の再会はこれだけでは終わらなかった。

今年4月、ワトソンさんの所属するテキサス州のガールスカウト支部の電話が鳴った。田中さんとワトソンさんの再会についての日本語の記事を見つけたコックスラブニーさんから「私が3人目のモデル」と連絡が来たのだ。ワトソンさんから連絡を受けた加島さんは、「まさかの展開に最初は声が出ないほどびっくりした。でも、3人とも少女時代のすてきな思い出をずっと宝物として大切にされてこられたことを知り、胸が熱くなった」とその瞬間を振り返る。
「夢のよう」「感無量」
コックスラブニーさんは父親が米海軍に所属していた関係で昭和35年から2年ほど鎌倉市や横須賀市に住んでいたという。「日本がこの世で最も美しいところの一つであるということと、住んでいた家の大家さんが手作りの浴衣や法被を作ってくれ、お祭りにたくさん連れて行ってくれたことを覚えている」と話しており、10月の再会も「ほかの2人と再びつながれることは夢のよう」と心待ちにしている。

10月には、田中さんがワトソンさんとの再会の感動を描いた絵「日米ガールスカウト友好の絆」が米テキサス州フォートワースの中央図書館へ寄贈されることになり、寄贈式に出席する田中さんのもとに2人も駆けつける。

田中さんは「国境を越えてガールスカウトの絆がつながったことに感無量。3人での再会が今から楽しみです」と目を輝かせた。

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