海に浮かぶゴミめがけて男性がダイブ!命がけで飛び込んだその理由とは?

動物

海に漂う一つのゴミ

ウミガメ1.2

船上からその大きなゴミを見ていたアミール・ラヒムさんはあることに気づきます。

「ただ漂流しているだけのゴミじゃない」すると・・・

迷うことなく海へダイブ!

ウミガメ2

ここはアラビア海から180海里も離れたカラフ沖周辺。

いくら海に慣れているといっても危険が多い場所であることに変わりありません。

ウミガメ3

それでも命がけで飛び込み、そのゴミを引き寄せるアミールさん。

ゴミはしぶきをあげ、なんだかバタバタと動いています。

引き上げると姿を現したのは、なんとウミガメ

ウミガメ4

急いで船上へ引き上げてみると、ゴミの間から姿を現したのは大きなウミガメでした。

そして、ウミガメの体を覆うようにまとわりついている繊維質のポリプロピレン製の袋。

ウミガメ7

裂けた繊維の間から首とヒレが出ています。

こんな状態では自分で抜け出すことはできません。

ウミガメ6

ウミガメの体を傷つけないように、ナイフで丁寧に繊維を切っていくアミールさん。

徐々にウミガメが姿を現してきます。

ウミガメ9

ヒレを慎重に持ち上げ、ようやく袋を取り除くことに成功しました!

ウミガメの頭をやさしく撫でるアミールさん。

そして、海へ

ウミガメ10

ポリプロピレンの袋を取り除いた後すぐ、アミールさんはウミガメの体を海上へと差し出しました。

ウミガメはバタバタと自由になった体を羽ばたかせます。そして・・・

ウミガメ11

ざぶんと大きなしぶきをあげて、ウミガメは再び海へ。

今回保護されたウミガメはヒメウミガメ(別名オリーブヒメウミガメ)という種類で、卵を食用とされ、また皮も利用されることがあり、皮革用の乱獲により生息数が減少したたため、保護を行う国が増えている危惧種でした

アミールさんが救出しなかったら、その数はさらに減っていたことでしょう。
画像出典:https://youtu.be/

ウミガメの救出動画はこちら

出典:https://youtu.be/

この動画にはさまざまな声が寄せられてます。アミールさんへの感謝、称賛や、海洋ゴミの多さを憂う声・・・。

海洋・環境ゴミの弊害

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出典:http://archive.onearth.org/

今回の動画にも出てきましたが、海洋ゴミは近年深刻な環境問題として提起され続けています。

カンやビン、ポリプロピレン(プラスチック)製の製品が、自然に存在することはまずありません。

どこかから流れ着き、あるいは落下し、海や森、川といった環境にゴミとして存在し続けてしまうのです。

プラスチック製品は耐熱性・耐久性に優れている分、完全に分解されるまでに30~100年の時間がかかるといわれています。

そして、このプラスチックをはじめとするゴミは、動物たちに様々な影響を及ぼしています。

誤食

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出典:http://www.ecozzeria.jp/

上の写真、いったい何だか分かりますか?
実はこのプラスチック類は、自然保護区ミッドウェー環礁で、アホウドリ類がエサと間違えて誤咽し、「海から鳥に」運ばれたもの。ヒナや親鳥が吐き戻したものや死んでしまったヒナの胃の中に溜まっていたものです。

出典:http://www.ecozzeria.jp/

アホウドリだけでなく、さまざまな動物たちがエサと間違えて、ゴミを誤食しています

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出典:http://profile.ameba.jp/

そして、この分解されないプラスチック製品によって胃を占拠された動物は疑似満腹感によってエサを摂らなくなり、結果として栄養不足や脱水症状を引き起こし死んでしまうことも少なくないのです。

絡まる・刺さる

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出典:http://www.huffingtonpost.jp/

紐状のゴミやビニール袋、プラスチック・ビンのかけら、魚釣りに使うルアー(疑似餌)についた針などのゴミは、動物たちの行動を阻害するだけでなく、物理的な圧迫、裂傷による感染症などを引き起こし動物たちを死に至らしめることがあります。

誤食と同じく、ゴミをエサと間違えて食べ、破片が器官を傷つけることもあるのです。

覆われる

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出典:https://twitter.com/

プラスチックカップ、ビニール袋等により体や頭を覆われ、視界を奪われたり、窒息する動物もいます。

視界を奪われた動物たちは、なすすべもなく、ただ衰弱していくしかないのです。

私たちにできること

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出典:https://www.tumblr.com/

▼ゴミをポイ捨てしない

なんだそんなことか、と思われる方もいるかもしれません。

けれど、ポイ捨てされたゴミたちが、下水へ流れ川や海に向かい、風に巻き上げられて世界中に散らばっているのです。

そんなことだからこそ個人個人が気を付け、行動を起こすべきなのではないでしょうか。

▼エコバックを利用する

なるべく買い物用ビニール袋を使わなくて済むよう、エコバックを利用する。

日本でもビニール袋を有料とする企業は増えており、徐々に浸透してきていますが、エコバックを持ち歩くのが面倒、という考え方が根強いのも事実です。

イギリスでは、店舗ごとに買い物用ビニール袋を有料にし、極力ビニール袋を消費しないように努力しているほか、ビニール袋販売の売り上げ利益を、環境改善の非営利団体に寄付するなどの活動が一部で始まっています

便利さや手軽さを考える前に、一度立ち止まって環境のことを考えてみませんか?

言葉を話せない動物だから

ウミガメ12
出典:https://youtu.be/ 遠ざかっていくウミガメの影

今回ご紹介した動画のウミガメはたまたま助けられたにすぎません。

動物たちは体に巻きついたゴミを自分でとることも、私たちにゴミを「取って」と訴えることもできないのです。

そして、多くの動物たちが、自分に何が起こったのか知ることもできずに命を落としています。

こういったことが起こらないように、私たちひとりひとりができることを知り、小さなことからでも行動していく事が大切なのではないでしょうか。

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この記事を書いた人

主婦7年目のアラサーです。 楽しいこと、面白そうなこと、おいしいものが好きです。 楽しんで読める記事を目指して頑張ります。

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