NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」のモデルとなった2人とは?

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NHK朝の連続テレビ小説「とと姉ちゃん」。毎朝気になってみてしまう方、多いのではないでしょうか?このドラマのヒロインは『暮らしの手帖』を出版している出版社『暮らしの手帖社』の創業者である「大橋鎭子(おおはししずこ)」さんがモデルになっています。そして忘れてはならない存在が、ヒロインと共に暮らしの手帖を出版することになる、唐沢寿明さん演じる花山伊佐次(はなやま いさじ)。もちろんこちらも実在の人物がモデルになっています。「花森安治(はなもりやすじ)」さんという、カリスマ編集長と呼ばれた人物。戦後の日本女性に希望を与えた暮らしの手帖は、この2人の出会いがなかったら生まれなかった雑誌なのです。

大橋鎭子さんと花森安治さんってどんな人?

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大橋鎭子さんは、ドラマと同じ、3姉妹の長女として生まれました。11歳で父親を病気で亡くしてからは、母親と共に妹たちを育てました。そして家族を幸せにするため、出版社を立ち上げ、暮らしの手帖に生涯を捧げ、偉大な功績を残すこととなる人物です。

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暮らしの手帖が出版された戦後の日本。みなが生きるだけで精一杯の世の中で、彼女は「どんなに みじめな気持でいるときでも つつましい おしやれ心を失はないでいよう」と戦争で苦労した女性のため、「女の人を幸せにする雑誌をつくりたい」といった強い志のもと、暮らしの手帖を出版しました。その鎭子さんに協力して一緒に雑誌を創刊することになったのが花森安治さん。

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花森さんは今でもカリスマ編集長や美しいイラストを描くイラストレーターとしても語り継がれている人物です。当時花森さんは日本読売新聞社で仕事をしていました。そんな花森さんに、鎭子さんが出版社立ち上げへの協力をしてほしい、と話しを持ちかけたのです。出版社を立ち上げる話しを聞いた花森さんは、「戦争のない世の中を作るための雑誌にしてほしい」といった条件を出し、一緒に働くことに同意したのでした。

花森さんは、とても変った人物としても知られていて、髪型はおかっぱ頭で、スカートをはいていたという逸話も。実はスカートではなくて、裾の広がったパンツ(キュロットパンツのようなもの)をはいていたそうですが、世間からは奇抜なファッションをする人と見られていましたが、男性だからスーツを着る、といった考え方が嫌いな人で、自分の好きな服を着ているだけだったようです。

この2人の協力により作られた暮らしの手帖は、戦後で物のない世の中だった日本に大きな希望を与える雑誌となり、主婦のバイブルと言われるまでになったのです。

2人のアイデアが詰まった雑誌「暮らしの手帖」

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創刊号は1948年9月創刊。創刊号から鎭子さんと花森さんのアイデアがあふれています。創刊号を少し見てみましょう。

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表紙を開いてまず目に入るのが、花森さんの言葉。

これは あなたの手帖です
いろいろのことが ここには書きつけてある
この中の どれか 一つ二つは
すぐ今日 あなたの暮しに役立ち
せめて どれか もう一つ二つは
すぐには役に立たないように見えても
やがて こころの底ふかく沈んで
いつか あなたの暮し方を変えてしまう
そんなふうな
これは あなたの暮しの手帖です

鎭子さんは、これを「暮らしの手帖宣言」と言って毎号掲載を続け、現在も続く最新号にも掲載され続けています。

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暮らしの手帖創刊号の1番最初の記事は「可愛い子もの入れ」の記事。鎭子さんが考え、一緒に働くスタッフが製作したものです。

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そして「直線裁ちの服」といったコーナーも素晴らしいです。デザインは花森さんが行い、鎭子さんなどスタッフは製作とモデルも務めています。

このコーナーは「いろいろ考えると、日本の着物はなかなかいいものだ。戦争でふだん着るものには不自由しているが、まだ、昔からの着物を持っている人も多い。その着物を活用することを紹介したい。それには、ぼくが長年考えていた《直線裁ちの服》をまずやっていこう。」といった花森さんの意見から生まれたコーナー。

直線裁ちで簡単だから「洋裁を勉強しなくても誰にでも作れる」、そして「タンスの中にしまってある着物で美しい服を」がキャッチフレーズでした。

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暮らしの手帖は、花森さんの描く、美しいイラストも人気の秘密になっています。表紙や挿絵など、今見ても決して古臭さを全く感じることがないことに驚かされます。

暮らしの手帖で後に名物コーナーとなるのが「商品比較テスト」。創刊号ではまだ掲載されていませんが、さまざまな商品について、徹底的に比較テストをして、買うならこれ、といったことまで言及しています。商品は、実際に編集部で購入してきたものを使っていたそうで、毎回細かな点まで比較しているので、多くの女性から支持されました。

今も2人の意思が生き続ける雑誌「暮らしの手帖」

お料理、もっともっと楽しみます…#暮らしの手帖

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1948年に第一号が創刊された暮らしの手帖は、今も出版され続けています。そして今に至るまで、鎭子さんと花森さんの精神がこの雑誌には引き継がれています。創刊号を読んでみると、戦後間もない記事なのに、今現在読んでみてもためになる記事ばかりなに驚きます。この2人からのメッセージは、今現在を生きる私たちにとっても、深く考えさせられるものだからなのでしょうね。

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