『NICU命のものがたり』赤ちゃんが産まれる奇跡を知って下さい

ライフスタイル, 妊娠

「NICU」知っていますか?

最近ではJIN-仁-やDoctor-Xなどの医療ドラマも多く、漫画でも「ブラックジャック」などをはじめとした、医療を題材にした作品はとても多くあります。

しかし、医療系漫画の中でも特に異彩を放っているのが、漫画家の仙道ますみさんが描いた『NICU命のものがたり』
『NICU命のものがたり』は、作者である仙道ますみさんの実体験をもとに描かれたエッセイ漫画となっています。

他の医療系作品の場合、医者目線で描かれている作品がほとんどですが、こちらの作品は患者の母親という、実際に体験しなければわからない目線で描かれているので、共感できる作品として感動を呼んでいます。

NICUとは

NICUとは、新生児特定集中治療室のこと。
簡単に言うと、産まれたばかりの赤ちゃん(新生児)専用の集中治療室です。

大学病院や国立病院など、大きな病院に設置されていて、感染症を予防するために、入室制限、入室時の除菌徹底など、厳しく管理されている特別な治療室です。

NICUに赤ちゃんがいる間は保育器に入っていて、酸素濃度によって呼吸の管理や、栄養・循環機能など、少しでも異常があった時にはアラームが鳴るように、徹底的に管理されています。

『NICU命のものがたり』とは

超未熟児として生まれた娘の困難極まるNICUでの生活と、家族との絆を描いた感動作。
1年に及ぶ闘病生活の中、生後半年で受けた手術は5回、心臓、視覚、聴覚、次々と失われる機能。
生きてることさえももはや毎日が新記録更新、学会でも取り上げられるほどの希少ケースとされた、NICUでの壮絶なリアル体験マンガです。

出典:https://www.amazon.co.jp

実体験に基づいて描かれているからこそ、リアリティがあって共感を呼ぶ作品となってます。

仙道さんの赤ちゃんに対しての思い、葛藤が描かれている作品です。


出典:http://manga-mokuroku.net

「穂並」と名付けられた赤ちゃんが生後4日で行った手術。
手術を乗り越え、生きていることさえ奇跡だと言われた穂並ちゃん。
成長とともに増えて行く、障害への不安と戦い続けるつらい日々がはじまります。
28週未満で産まれた赤ちゃんのほとんどが発症してしまう、未熟児網膜症

しかし、仙道さんの思いだけではありません。
作中にはご主人のあたたかい言葉など、家族に助けられたエピソードもたっぷり描かれています。

作中からはご家族の対応の優しさも伝わってきました。

経験者はもちろん、ママなら心を動かされる作品です

実際に『NICU命のものがたり』を読んだ人は共感できる、感動できる…などの声が聞かれます。

特に母親目線ということもあり、自分が出産して子供がNICUのお世話になったという、同じような境遇の人が多い読んでいることがわかります。

母親の立場だとなかなか言いにくいことや、説明しにくいこともたくさんあります。
作中で処置方法や伝わりにくいことがうまく描かれているので、家族全員で読んだという人も多くいるようでした。
他にもこの作品を読んで

「NICUがどんなところかわかった」
「何事もなく出産できるのは奇跡なんだ」

などの、今までわからなかったことを知ることができた、という感想もたくさんありました。
同じ境遇の方はもちろんですが、その他の人でも共感する、感じることがある作品です。

経験者にしかわからないからこそ、皆に知ってほしい

実は私自身も同じような経験をしました。

双子を29週で緊急帝王切開による出産。
もちろん双子はそのままNICUへ。

麻酔によって意識が遠のく中、聞こえてきたのは医師と看護師の声。
「こっちの子、泣きません」

目が覚めた時はすでに病室で、もちろん双子は近くにいませんでした。

私自身が危険な状態にあったということもあり、赤ちゃんに逢えるようになるまでに3日かかってしまいました。

再会した子どもたちは、NICUの中でもそれぞれが別々の場所。
治療方法、状態、感染症などの問題があって、一緒にできないとのこと。

1,000gにも満たない身体につながれたたくさんの管。

私は

「ごめんね」

と、言うことしかできませんでした。
医療の進歩は素晴らしいもので、そんな双子も小学生になっています。

未熟児網膜症の治療、耳の障害、つけられたたくさんの病名、退院時が冬だったこともあり「風邪をひいたら入院だと思って」との医師からの言葉。

なんとか乗り越えてここまで来た感じです。
『NICU命のものがたり』のことを知って、実際に本を購入して読みました。

経験者だからこそわかる、同じ立場の母親しかわからないようなことが描かれていて、あのころの記憶がよみがえってきました。

NICUから退院するまで毎日病院へ通い、搾乳し続けたつらく悲しい日々。

あれから数年が経って双子も元気に成長しています。

詳細はこちら
『NICU命のものがたり』があの頃あったら、私の心はもっと楽になっていたかもしれません。

だからこそ、現在NICUに入院中のお子さんをお持ちの方はもちろん、これから出産を控えている人、そのご家族、たくさんの人に読んでもらいたい作品だと感じました。

もっとNICUのことを知ってほしい。
何もない出産は奇跡だということを知ってほしい。

「妊娠は病気じゃない」

良く言われる言葉ですが、それは昔のこと。
今は生活環境も社会的環境もすべて違っています。

たくさんの人が読んで、NICUのことはもちろん、出産のことを知るきっかけになってくれる作品ではないかと思います。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

クイ~ズの最新情報をお届けします

Twitterでクイ~ズをフォローしよう!

この記事を書いた人

フリーラーターとして活動中。 ジャンル問わずに自由に書いています。

こんな記事も読まれています

ライフスタイル, 妊娠」カテゴリの人気記事