男性知事3人が妊婦に!?”世界一家事・育児をしない”九州男児が妊婦体験!
みなさんは「妊婦体験」というのを聞いたことがあるでしょうか?
これは文字通り、乳房とお腹に鉄粒やゲルなど、7-8キロの重り(胎児.羊水.胎盤相当)のついたチョッキを装着することで妊娠中の女性の身体を疑似体験するというものです。
マタニティースクールやイベントでは、これからパパになる男性に装着してもらい、ママの大変さを少しでもわかってもらうと事を目的として体験できる場が増えています。
そんな妊婦体験を現役の県知事3人が体験した動画。10カ国35サイトに掲載され、俳優のアシュトン・カッチャーさんがフェイスブックで「このアイディアどう思う?」とシェアしたりと今、世界中で話題となっています。
日本の男性は世界一家事育児をしない?
動画は、ちょっとびっくりするようなキャッチから始まります。
国際社会調査プログラム(ISSP)が実施した調査によると、日本人の夫は世界一家事育児をせず、さらに、九州・山口地域の男性は家事関連に携わる時間が全国平均より短いという結果もあるそうです。
この現状に対し、男性の家事・育児への参加を積極的に応援する「九州・山口 ワーク・ライフ・バランス推進キャンペーン」を進めている、沖縄・山口県を含む九州各県。
「仕事と生活の両立」を大切にできる「子育て世代に優しい職場環境づくり」を目指し、各県や経済界が一体となるプロジェクトを推進しています。
そのキャンペーンの一環として、佐賀県知事・宮崎県知事・山口県知事の3名がこの「妊婦体験」を実践することとなりました。実際にどのくらい大変だったのでしょうか?
妊婦の大変さ
く、靴下が・・・
履けない・・・
大きなおなかで思うように体が動かせないようです。妊婦の大変さはまだまだ続きます。
買い物をしようにも、しゃがむのがつらい。
毎日のご飯のための買い物だって、思うようにいきません。
買い物の帰り道も・・・・
途方もない道のりに感じる。
両手に買い物袋、大きいおなか。両手の買い物袋だけでも大変なのに、赤ちゃんのために転ばないよう、注意が必要です。
洗濯物を干すのも
畳むのも、一苦労。
遠くにある洗濯物に手が届きません。立ち上がるのも億劫。
掃除機をかけるだけで
腰にクる・・・。
思わず笑顔になるしかない、大変さ。掃除をするのも重労働です。
実際に体験してみて感じる、妊婦の目線
階段を下りる時の怖さ・・・。
足元が見えないから、頼りになるのは手すりだけです。慎重に歩くから時間もかかります。
優先席で譲ってくれる人の有り難さ。
7キロのおなかに買い物袋。立ってるだけでも一苦労です。
毎日当たり前に過ごしている動作も、妊婦体験中はひとつひとつが思うようにはいかない様子でした。
妊婦体験をした男性は
体験してみて初めて、妊婦の体で家事、育児をすることの大変さを認識する男性は少なくないそうです。
そして、体験した後は積極的に家事育児に参加する男性が多いとのこと。
3人の県知事も、妊婦の大変さと、奥様への感謝の気持ちを改めて感じたとコメントされていました。
今回の動画目的であるキャンペーンのテーマは「仕事と生活の両立」。
家事が大変だから男性諸君手伝おう!ではなく、育児をする家庭をもつ人たちが生活を尊重しながら仕事するにはどうしたらいいのかを見つめなおす、というものです。
働く人たちが家族全体として家事・育児をするために、「NO残業」を推進すること、職場環境の向上、出産の希望がかなえられる社会づくりを目指すことを目的としています。
九州地方だけでなく、日本全国で「ライフ・ワーク・バランス」について考えるきっかけとして、とても良い取り組みではないでしょうか。
県知事だけでなく、是非企業の幹部の方にも体験していただいて「育休取得」のハードルが下がったり、残業が減って家庭に帰れる時間が早くなるなど、職場環境がよりよくなるよう見直しがされる社会になるといいなと思います。
▼知事が妊婦に|九州・山口 ワーク・ライフ・バランス推進キャンペーン
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