あなたはどう思う?「保健室に通うやっかいな子」朝日新聞に掲載された相談についてツイートされた様々な意見

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朝日新聞「悩みのるつぼ」に投稿されたある相談を見つけた一人のツイッターユーザーが、その悩みの内容と回答について呟きました。

その内容について、ツイッター上では様々な感想や議論が巻き起こっています。

尊敬できる先生は沢山いる。だけど私たちは教師の全てを信じなくていい。

相談者である中学校教師はいったいどんなことに悩んでいたのでしょうか。

30代公立中学校教師の相談

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出典:https://twitter.com/

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30代後半、公立中学校の男子教諭です。

やっかいな生徒にどう対応していいか、ほとほと困っています。
それは授業を受けず、保健室のベッドに寝に来て自分勝手に時間を潰す生徒です。

「疲れた」「体調が悪い」などと理由をつけて怠けています。「だったら早退して医者に診てもらえ」といっても聞きません。

「少し経ったら治るかも知れない」などといって結局保健室に入り浸りです。

養護の先生からは「文句を言ったり自分勝手な事をしたりして仕事が出来ない。担任の先生が何とかして」と半ば責められています。
ですが、どうしたらいいのかわからず、そんな日が毎日が続いています。
「しょせん、よその子」と、自分には何ら関わりのない生徒のことで悩んでも仕方ない、と思うようにはしているのですが、それでもイライラはおさまりません。

こういう生徒はごく少数で、ほとんどの生徒はいざとなったら話せばわかってくれます。ほとんどの生徒のために力を尽くすことだけ考えようと思うことが常にあります。

考え方をどう切り替えたらいいでしょうか。イライラして腹立たしい気持ちから解消されるのでしょうか。よろしくお願いします。

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社会学者上野千鶴子さんの回答

この質問に対して、社会学者であり家族社会学・ジェンダー論・女性学を専攻する東京大学名誉教授、上野千鶴子さんはこう回答します。

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出典:https://twitter.com/

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ううむ。もしわたしに子どもがいたら、あなたのような教師のいる学校には預けたくありません。

昔から「手のかかる子ほどかわいい」って、言うじゃありませんか。「やっかいな生徒」ほど萌(も)える、おっと燃えるのが、プロフェッショナルな教育者というもの。自分の担任の生徒を「しょせん、よその子」って。そりゃないでしょう。

子どもは自分の問題を訴えるのに「ボキャ貧」ですから、カラダの不調で訴えます。

この生徒さんは、学校へ来るのだってつらいでしょうに、保健室へ行けばますます教室へ足が遠のくでしょうに、それでも学校へ来て、それでも教室へ入れず、それでも保健室でようよう過ごし、「頭が痛い、体の具合が悪い」って、何かを必死になって、訴えてるんでしょうね。

「体の不調」を文字どおり取るなんて、人間理解の初歩にも至りません。その背後に、何かいりくんだ隠された事情があることぐらい、カウンセリングの世界では常識。

それを真に受けて「医者に行け」だの「休んだら」は見当違い。ましてや「怠けてる」なんて誤解もはなはだしい。ほんとに怠けてるなら、わざわざ学校へ来ないでしょう。

ほんとはこういう機微に立ち入るのが担任にはできない、養護の先生のお役目。
「仕事ができない」どころか、何かを訴えて保健室に来る子の相手をするのが「仕事」でしょ。

こうやってお互いに責任をなすりつけあうのが今の学校なのかと暗澹(あんたん)たる思いです。これじゃ、生徒にも親にも信頼されそうにありませんね。

大事なのは「話せばわかる」ことではなく、「聴いてあげる」こと。子どもはオトナに「聴かれて」いません。わたしも、よくおしゃべりしていると思っていた学生から、ある時「センセイ、ボクの言うこと、聴いてない」と言われて、ドキンとしたことがあります。強者の側から見た相互理解って、一方通行のことが多いものです。

問題の生徒さんは学校へ出てきているのですから、引っ張り出すテマが要りません。「どうしたの?」「どうしたいの?」とじっくり聴いてあげてください。ただし安全な環境で。

頭ごなしに否定しないで。「通訳」が必要なら学校カウンセラーのような第三者に頼んでもいいでしょう。

この子が自分の子なら……あなたは見捨てることなんてできないはず。手のかからない「普通の子」より、きっとやりがいを感じるでしょう。

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様々な意見や体験談のツイート

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出典:http://bisonteint.net/

この相談者と回答者の文章を読み、たくさんのツイッターユーザーが意見を呟きました。

教師である相談者について、回答者の返答について、学校という場所について、自分の体験談、考えなど内容は多岐にわたっています。

その一部をご紹介していきます。

回答者へ賛同の声

相談者への批判

体験談

回答者への意見

相談者の立場も考えて

皆さんはどう思いますか?

怪我や病気の応急処置だけでなく、今や学校や教室に行くこと・居続けることが困難な子が利用することも多い保健室。

保健室登校という言葉もあるように、心と体の安息の場所として、また学校に行きたいという気持ちを大切にする場所として機能していることも多いと思います。

そんな保健室で起こった今回の相談事。

「やっかいな子」と断じてしまわずに生徒の心に寄り添い傾聴することが教師の仕事だ、という意見もあれば、「やっかいな子」と思われる理由があるのでは?という意見も。

また、教師という仕事の領分についての認識の違いについての意見もありました。

自分の子供がこの相談者の指す「やっかいな子」だと思われる状況になったとしたら?家庭でどこまで子どもと関わり、どこまで学校という場に手助けや助言、教育を頼むのか・・・。

今回の相談内容というのは、確固たる正解はなくとも、自分自身(親)が子供と学校の関係をどのように認識しているのか、改めて考えるきっかけになるのではないでしょうか。

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この記事を書いた人

主婦7年目のアラサーです。 楽しいこと、面白そうなこと、おいしいものが好きです。 楽しんで読める記事を目指して頑張ります。

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