赤ちゃんの命を救えるかもしれない!「母乳バンク」を知っとくべき

ライフスタイル, 妊娠

「母乳バンク」というのをご存知でしょうか?

母乳をあげている母親
出典:http://news.ameba.jp/

日本ではあまり聞きなじみがないため、初めて耳にしたという方も多いかと思います。
しかし、ヨーロッパやアメリカなどでは100年程前から行われていることのようです。

「母乳バンク」とは何か。
「母乳バンク」によって、何ができるのか、まとめてみました。

「母乳バンク」って何!?

NICU 赤ちゃん 小さい
出典:http://www.ghcc.com/

ヨーロッパやアメリカでは100年以上前からあるという「母乳バンク」。
「母乳バンク」とは、ドナーが提供した母乳を一時的に冷凍保存。
その母乳を母乳が必要な赤ちゃんへ提供するというものです。

母親の母乳を飲むことができるのがベストなのでしょうが、
病気や体調不良、早産などで母乳が出ない場合があります。

早産や低体重などで1500g未満で生まれた赤ちゃんは、
壊死性腸炎を引き起こすリスクが高いといわれてます。
壊死性腸炎とは、腸への血流が妨げられてしまい、
細菌感染などで腸が壊死してしまう病気です。
そのほか、未熟児網膜症や慢性的な肺疾患などの病気のリスクも高いのです。

そのリスクを下げる効果があるのが、母乳なのです。
母乳を飲むことで腸内細菌を整え、栄養の吸収をよくすること、
そして、免疫機能を高めることが大切なのです。

母乳が出ないなら粉ミルクでも・・・。
いえ、粉ミルクに含まれるたんぱく質をうまく吸収できない可能性があります。
母乳は粉ミルクに比べ、消化吸収がよく、
免疫機能を高めてくれる効果もあるのです。

ですから、赤ちゃんを出産してもいろいろな事情で母乳をすぐに飲ませてあがれらない時、
赤ちゃんを助けてくれるのが「母乳バンク」なのです。

「母乳バンク」のメリットとデメリット

母乳バンク 母乳 保存
出典:http://leoken.exblog.jp/

メリット
・免疫力が高まる。
・壊死性腸炎などの病気のリスクを低下させられる。
・赤ちゃんの点滴時間が短くなる。(痛みを減らせる。)
・早く退院できる。

デメリット
・衛生面が気になる。
海外では母乳がインターネットで売買されているのだとか。
必要な検査が行われていなかったり、殺菌が行われていない可能性もあるので、
感染症のリスクが高いことが考えられるそうです。
・抵抗がある。
日本ではまだなじみがないため、抵抗があると感じる方も多いでしょう。

赤ちゃんにとっては命を救うことになるかもしれないことですが、
衛生面が心配であったり、
知らない方の母乳を飲ませることに抵抗があると感じてしまうことも。

「母乳バンク」のドナーって、誰でもなれるものなの!?

ミルクを飲んでいる赤ちゃん 哺乳瓶

出典:https://doctors-me.com/

赤ちゃんの命を救えることになるかもしれない「母乳バンク」。
それなら自分の母乳も提供したい!
と思う女性もあることと思います。
しかし、誰でもドナーになれるというわけではありません。

日本で現在ドナーになれるのは
・昭和大学東豊洲病院で出産した方。
・昭和大学東豊洲病院に外来で通っている方。
・飲酒・喫煙をしていない方。
・血液検査などで徹底的に検査をし、基準をクリアした方。

実は、現在日本で「母乳バンク」を行っているのは、
昭和大学江東豊洲病院だけ。
小児内科の水野克己教授が、厚生労働省の研究班に入り、
2014年に「母乳バンク」が始まったそうです。

もし万が一のことが起こってしまった場合に、
誰の母乳を提供したかがわかるように、管理体制も徹底しているようです。

誰でも提供してもらえるの?

赤ちゃんの手 小さい
出典:http://www.zwzmg.com/

母乳の提供も、現在は昭和大学江東豊洲病院で出産し、
NICUに入院している赤ちゃんに限られているそうです。

しかし、ひとりでも多くの赤ちゃんの命が救われるために、
もっと「母乳バンク」が普及してほしい!
水野教授は、全国どこでも母乳バンクが利用できるよう、
他の病院とも協力したいと考えているそう。
昭和大学江東豊洲病院だけでなく、全国の病院で必要な時に母乳が提供してもらえる日も、
そう遠くはないかもしれません。

母乳がたくさん出過ぎて、提供出来たらと考えるママもいます。

母乳を捨てるのって、なんだか悲しくなるんですよね。
それならいっそ、必要な方に・・・。

こんなデメリットもありますね。

こう感じてしまう方もいるでしょう。

必要としている方もいらっしゃいます。

提供された母乳は、低温殺菌し、無菌状態で冷凍保存しているようです。
しかし、海外の母乳などによる感染症の危険や、
知らない方の母乳を与えることへの抵抗感など、
難しことも多いであろう「母乳バンク」。
それでも、必要としている方がいて、1つでも大切な命を助けられるのなら、
それは、日本全国に普及してほしいと思います。

赤ちゃんの命を救うことができる方法のひとつとして、
知っておくべきことなのではないでしょうか?

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