昨年は伊藤若冲が流行りました。ガチャガチャになったり、コラージュをつくる人が続出したり大きな話題となりました。
いわゆる擬人化な絵が流行りましたが、次に来るのは脱力系ゆるふわ禅画!
仙厓義梵という僧侶が描いた禅画なのです。
☆仙厓義梵ってどんな人?
出典:http://rennais.blog6.fc2.com
仙厓義梵(せんがいぎぼん)は江戸時代の臨済宗の僧侶で絵師です。
寛延3年、美濃国(岐阜県南部)生まれ。寛政元年から文化8年まで筑前博多聖福寺の住持を務めました。僧侶としての顔だけでなく画家としての顔をもつ仙厓義梵の絵はとてもユーモラス。
もちろんユーモラスに描こうとしていたわけではなく、思うまま気の向くままにただ禅画を描き続けていたのだと思います。
しかし、その飾り下のなく、どことなく脱力していてゆるふわな作画がストレス社会で疲れ切った人たちの心を癒してくれます。
☆ゆるふわで癒される!仙厓義梵の作品たち♪
1)親子?
ひげを生やした人と子どもと思われる小さな人が楽し気にしている様子が描かれています。この二人が親子なのかわかりませんが、楽しそうにしている様子がわかりますね。
2)蛙
仙厓義梵の代表作のうちの1つです。少ない筆数でなんだか笑っているような蛙を見事に描いています。
3)逃げ回って遊んでいる?
逃げている様子の人と、なにかを言っている様子の人がいます。描かれてはいませんが、追いかけている人がいるのでしょうか?二人ともなんだか笑っていて、遊んでいるように見えますね。
4)龍虎画賛
日本画での龍や虎といえば、迫力があって、怖い感じがするものが多いですが、仙厓義梵にかかれば龍や虎ですらゆるふわでかわいくなってしまいます。
5)〇△□
仙厓義梵の作品で特に有名なものです。実はこのように「〇△□」を描いた作品は他にないんだとか。出光美術館に展示されています。
6)紙袋と猫
一見何を描いているのかよくわかりませんが、実は男の子が猫に紙袋をかぶせて、それを取ろうと猫が後ずさりしていて、男の子がその姿を見て喜んでいるという図なんだとか。
7)猫の恋図
一見虎のような絵ですが、猫の絵です。
8)ガイコツ
作品の中では珍しいガイコツの絵です。
「よしあしは めくちはなから でるものか」と書いてあります。
☆仙厓義梵で癒されて…
仙厓義梵の絵は決してうまいとはいいがたいですが、この脱力した感じやゆるふわな感じは仙厓義梵でしか表せないのではないでしょうか?
壮大な絵や有名な絵画ももちろん良いですが、たまにはこのような癒し系な絵を見てみてはいかがでしょうか?
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