マタハラの4つパターンと3つの定義

ライフスタイル, 妊娠, 子育て

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出典:http://ブラック企業.jp

近年、”マタハラ”という言葉が浸透してきました。”マタハラ”とは”マタニティハラスメント”の略で、職場において、妊娠出産した女性へ精神的もしくは肉体的な嫌がらせを行うことを言います。多くの場合、被害者の女性は退職に追い込まれることになります。
セクハラやパワハラ、モラハラなどのように浸透しつつありますが、実際はどれくらい理解が進んでいるのかというのがわかりません。
マタハラの問題はメディアなどで浮彫になりつつも、企業での対策は今一つ。マタハラは犯罪行為なので、マタハラの定義をしっかり理解して、妊婦さんと赤ちゃんを守って、妊娠中や出産後でも安心して働くことができる環境を作ることが企業での優先事項だといえます。

☆マタハラ対策はまだまだ不十分

働いている皆さんは職場内でマタハラ対策をしているかどうか一度は考えたことがあるのではないでしょうか。実際マタハラの被害者でなくでも、同僚が妊娠をしたりして、自分もいつかはと考えたときにマタハラについて考えることもあると思います。

平成29年1月1日に男女雇用機会均等法が改正され、マタハラの対策を義務化しました。今までも妊娠・出産・育児休業・介護休業等を理由とする解雇や減給などの不利益な取り扱いを禁止してきました。
元々マタハラ自体は禁止されていたものの、改正されたことで、マタハラを防止するように対策をする義務を企業はしなければいけなくなったのです。
また、万が一マタハラが起こった時の適切な対応も義務になりました。

しかし、改正されてから3か月間に厚生労働省が調査した結果、「対策不十分」として労働局から是正指導された事業所がなんと840も。

マタハラに関して今まで厳しい措置を取ってきましたが、それでもマタハラ対策ができていない企業がこれだけ存在しているのです。

妊娠や出産をしても働き続けたいと考えている女性が増え、マタハラの問題は社会全体の問題となっています。特に妊娠、出産後の生活は困難の連続なのに、さらに嫌がらせを受けて仕事をやめなければならない女性が増えるのはあってはならないことだと言えます。

☆マタハラの4つのパターン

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出典:https://tamagoo.jp

マタハラはどこからがマタハラなのか曖昧な部分も多々あります。調べてみると大体大きく分けて4つのパターンに分類されるということがわかりました。

①昭和の価値観を押し付ける
昭和以前の家庭のスタイルといえば、会社は男性が務めるもので、女性は結婚・妊娠・出産したら家庭に入って家庭を優先するというものでした。いわゆる性別役割分業というものですが、これを押し付けるマタハラのパターンです。
例えば、「旦那さんが働いているんだからいいでしょう」「子どものことを優先して考えないと」という問いかけをすることがです。この続きには必ず「辞めたほうがいいよ」とくることがほとんどで、退職をうながすような発言はマタハラにあたります。
また、出産後に職場復帰できても、本人の意思とは関係なく、仕事から外してしまうのもマタハラです。
昭和の価値観を押し付けるのは押し付けている方はあくまでも善意だと思っているためとてもやっかいです。

②いじめる
妊娠・出産をすると思うように業務をこなすことができません。悪阻や体調不良で休んでしまうこともあります。その休んだ分の業務をカバーさせられる同僚の怒りの矛先が、妊娠中や育児中の女性に向かってしまうことが多くあります。
業務の量が変わるため、不公平感があり、それの不満が募るからです。本来なら会社組織やマネジメント自体に訴えるべきでありますが、身近にいるからこそいじめの対象になると言えます。

大企業ならともかく、中小企業の場合、一時的な人員の補てんが難しいことも多く、妊娠中の体調不良や産休で休んだ時の穴埋めを残った社員がやらなければなりません。
このいじめのパターンのマタハラは同僚の評価制度を改善したり、カバーした分の見返りや、独身希望の人にも長期休暇が取れるように制度を充実させることが必要でしょう。

③パワハラ
日本では長時間労働を評価する文化が根強く残っています。しかし、妊娠・出産して、子育てをしないといけなくなると、長時間労働が出来なくなることがほとんどです。長時間働くことがでいないのに、それを強制するというのはパワハラでもあり、マタハラです。
産休や育休、時短制度があっても取らせないような職場の雰囲気が影響しているといえます。

④追い出す
長時間働けなくなった社員を職場から追い出すマタハラも存在します。「子どもが出来たら辞めてもらう」「残業できないならいらない」など言う上司や「産休・育州制度はない」などと言い張る会社も存在しています。

マタハラが表面化し、男女雇用機会均等法があっても、産休・育休を取る前に会社を退職させられるというパターンはいまだ数多くあります。
こういった行為は違法行為なのですが、泣き寝入りする人がほとんどです。

☆マタハラの3つの定義

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出典:http://woman.mynavi.jp

マタハラのパターンを4つ挙げましたが、法律的にいうとマタハラの定義は3つあります。

①契約内容で不利益を生じる
妊娠や出産、育児を理由に降格や解雇、給与や賞与を減給したり、派遣社員などの有期雇用の場合だと契約更新しないなどと言及することもマタハラに当てはまります。また、社員からパートに変更させるのも禁止です。

②職場環境で不利益を生じる
妊娠や出産、育児が理由で、不利益な評価や配置変更、自宅待機などをすることを禁止しています。また、上司や同僚の言動で就業しにくく感じた場合もマタハラになります。

③制度を利生させない
産前や産後休業、育児休業や時短勤務制度がありながら利用させなかったり、言動をするのも禁止です。妊娠中なら悪阻や体調不良により簡単な業務に変えてもらいたいという希望や残業を免除する希望を出すことができますが、これらを禁止したり制限をかけるのもマタハラです。

☆まとめ

マタハラは雇用契約内容で不利益を生じるだけでなく、いじめや言動も対象となります。そこまで重大なことでなくてもマタハラに当たる可能性があります。
もしマタハラだと感じたら、違法になるため、自己防衛をすることも大切です。
マタハラを失くすこと自体は企業努力だけでなく国全体として支援することが大切ですが、1人1人がまず理解を示すことが最も大切なことなのです。

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