虐待が心に与える影響は?子供のしつけを考え直そう

子育て

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出典:http://naraigoto-kids.jp/

子供が言うことを聞かなかったり癇癪を起したりしたとき、ついつい手が出てしまったり、叱りすぎて暴言を吐いてしまったり、という経験がある親はいるのではないでしょうか?自分が「体罰」と思っていなくても、親のしつけで子供が恐怖を感じたとしたら、それは「体罰」になります。しつけの一環として自分では体罰と思っていなくても、その行為を続けていると、それは虐待になるのです。

昔はしつけのため、指導のために親や教師が子供や生徒を叩くのは当たり前でした。しかし体に痛みを加えることは子供にとって、たとえゲンコツ一つでも心に大きな傷を受けてしまうのです。

最近の研究で、身体的な暴力、言葉の暴力をなどの体罰は、脳の発達に深刻な影響を与えてしまうことが明らかになりました。

身体的な体罰

子供時代に長期的に激しい体罰を受けた人の脳は、感情や理性をコントロールしている“前頭前野”の部分が、体罰を受けていない人の脳に比べて平均して19.1%も縮小していたそうです。

この部分が萎縮すると、うつ病など感情面での問題が起きたり、非行など行動面での問題が出てきたりする可能性が高まります。

激しい体罰を受け続けた結果、頭を殴打される、強く揺さぶられるといった頭部への外傷を加えられ、脳や神経系に障害が加えられて知的障害になることも多くあります。

身体的な影響だけでなく、幼少期に虐待を受け続けた場合劣等感や無力感を持ち、自分に対する評価が低くなってしまいます。

心理的な暴力

身体的な体罰以外にも、親のDVなどを日常的に目の当たりにしたり、暴言をはかれることによる言葉の暴力など心理的な虐待を受けた場合は、健康な人と比べると脳の“視覚野”が平気6.1%縮小していたそうです。

この部分が萎縮すると、相手の表情を見て喜んでいるのか、怒っているのかなどが読み取りにくくなるため、対人関係に支障をきたす可能性があります。

心に大きなダメージを受けると、ささいな刺激で非常に激しい怒りを持ち、その怒りを暴力的衝動や破壊的行動で表現したりしてしまうこともあります。自分自身の体を傷つける自傷行為に走ることもあり、うまく周囲の人と人間関係を作っていくことが困難になってしまいます。

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出典:https://twitter.com/

ネグレクト

身体的な暴力、精神的な暴力以外にも、子供に関心を持たず放置する育児放棄、いわゆる「ネグレクト」があります。

育児放棄をされた人は、扁桃体という部分が萎縮する事が確認されています。扁桃体というのは記憶力や学習能力を司るところで、扁桃体にダメージを負った場合、情緒不安定になるとも言われています。

しつけと体罰は紙一重なのでその見極めがむずかしいです。子供のことを思ってしているしつけでも、子供が恐怖心を抱いていたらそれは間違いです。しつけのつもりでも叱り方には注意すべきで、どうしても感情的に叱ったり怒鳴ってしまいそうになるときは、その場を一度離れて気持ちを落ち着かせることが大切です。感情的になっている時はついきついことを言ってしまうので、一度落ち着いてから子供と接し話し合いましょう。

子供の健やかな成長のためにも、時々息抜きして自分自身にストレスをためないように心掛け、楽しく子育てできるような環境を作っていくよう心がけていきたいですね。

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